よひらひらひら

好きだから

 捨てようと思ったが、、、

  


四国村の古民家に吊るされていた電灯の笠。
シンプルで、さすが昔の我が家でも、厠の廊下に吊っていた。
懐かしい。
四国村へも三ケ月は行っていない。


昔の投句が出てきた。
捨てるには惜しい。
列記して残しておこう。


      🍊     十月の右手果実を剥かむため


NHから、色紙に書いて、送られてきた。俳句王国に投句した句。
金子兜太さんが選をして最後の一句を迷い、図らずも10句に入選にはならなかったけれど、色紙に書き最後まで手元に置いていた句だそうだ。



    


      🎐     腰見れば他郷者なる阿波踊


      🐄     絶え間なき牛の反芻秋暑し


      ✈     秋の草窯出しの甕並びゐる


      ☂     この道やかの日の母の秋日傘


      🐔     風に萩浪に貝殻吹かれをり


今の結社は全没がある。何か月も全没が続く時も。


七句出し、六句、載せてくれた結社の時。
甘い?勉強はほどほどだったのが判る。


買物の途中で見かけた。
今日は30度。
暑いが、冷蔵庫の中は生協で配達をされた冷凍食品ばかりだ。


魚と野菜を買いに。
荷物が多くなれば、、、と今日は夫も連れ立って。


        


立葵が咲いていた。
この花を見れば、ああ夏だと実感をする。


先日、海辺の町で車での通りすがりに銭葵を見た。


銭葵は郷愁をおぼえるえる花。


派手さはないが、田舎町や、古びた公園の隅に咲いているのを見つけると、タイムスリップをした気持ちになる。     



     📚     銭葵近づくポンポン舟の音


     ⚓     浜昼顔錨に船名刻む跡

そら豆

     



さっき三時のお茶請けに、そら豆を食べた。
シンプルに塩でゆでただけのお味。



昨夜、出句のネット句会でとおった句。



      🐢      そら豆を炒りてころがす掌


明瞭でこんな句のどこが良いのか、詠んだ当人にも判らない。
最近の選は師もお暇と見えて、翌日には選句をされている。



          



この小さい菜椀。
自分で焼いた物。
窯の中で隣に置いていた、どなたかの物の釉薬が飛んで私の物にかかった。
偶然のたまものの菜椀。


先生がいたく気にいって誉めてくれた。


先生は有料老人ホームに入ったと風の便りで聞いた。

栴檀の花




用事を済ませて帰る途中、国道の横の舗道を歩いていた。
ふと眼下に楝の花が咲いているのを見つけた。


楝の花である。せんだ、せんだの木と言っている人もいる。


懐かしい木。
何故か想い出の浮かぶ木。


落葉高樹で、決して珍しい木ではない。どの町にも村にでもある。


     ☁     花楝さとわの歴史みてそだつ


昔、楝の花の木の下にある家で赤痢の子供が出たとか?
今のコロナ禍のことをふと思った。



     ⛅     楝散る船頭の声よくとほる


せっせと倉敷へ句会に通ったことがあった。
観光地、倉敷の倉敷川の畔に大き楝の木がある。
観光客を小舟に乗せた船頭の声が川面を辷ってくる。



     ☁     栴檀の木陰椅子もて婆集う


そんな風景を島の頂上近くの辻で見た。

 お はよう!



カーテンを開けると、ベランダのお花が一斉に 「おはよう!」
と声をかけてくれた。
高価な花は無い。
水遣りもいい加減な私が育ちやすい草花を鉢に植えて並べているだけ。





    


カランコエは三色あったが、二色になった。しかし大きく元気に咲いた。



    


ゼラニュウームも強い花。それなりに冬の間も咲き続けてくれた。



         


シンピジュームもそれなりに去年より小ぶりだけれど綺麗に咲いた。



狭いながらも、楽しいベランダ。



     🐢     実も花も知らぬポポーの芽吹きかな



以前、志度寺で初めて見た ぽぽー を詠んだ。
今もって、花も実も見ていない。